奥が深すぎる!イスラム教のお祈り その1


こんにちは!

 

日本人にとって謎が多い、イスラム教。

 

それでも「ムスリムはお祈りをする」というのは「ムスリムは豚肉を食べない」と同じくらい、日本でも知られていることかと思います。

 

イスラム教徒には、神への信仰や奉仕のために、六信五行と呼ばれる、六つの信条と、五つの義務が定められています。

その五つの義務の中で、もっとも重要だと言われているのが、日々のお祈り(アラビア語では「サラート」と言います)です。

イスラム教徒は毎日5回のお祈りを通し、澄んだ心で真摯に神(アッラー)と向き合うことで、神の恩恵に預かるとされています。

 

このように、イスラム教徒にとって、とても大切な日々のお祈りには、時間と回数が定められているんです。

 

今回はムスリムにとって非常に重要な意味を持つ「お祈り」に迫ります!

 

5回のお祈りは実は名前も時間も決まっている!

毎日5回行われるお祈りには、実は全て名前が付けられています。

そして、それぞれ5回のお祈りをする時間帯が決められています。

 

※アラビア語圏 / マレー語圏…お祈りを行う時間帯

 

<1回目>ファジュル(Fajr) / スブ(Subuh)…夜明け前の礼拝

<1回目の礼拝の制限時間>日の出 / Syuruk…ファジュルはこの時間までに行います

<2回目>ズフル(Dhuhr) / ゾホール(Zohor)…日の出からアスルまでの間に行う礼拝

<3回目>アスル(Asr) / アサール(Asar)…影が自分の身長と同じ(2倍とする場合もあり)になってから日没までに行う礼拝

<4回目>マグリブ(Maghrib)…日没から日がなくなるまでに行う礼拝

<5回目>イシャー(Isha) / イシャ(Isyak)…夜の礼拝

 

以上の計5回のお祈りを、毎日行うことが義務付けられています。

 

 

お祈りの時間は、その日、その場所の「日の出」と「日没」の時間を基準に決められています。

ですので、礼拝の時間は毎日、場所や季節によって細かく変化します。

 

例えば、2017年4月19日(水)のマグリブの時刻は、

 

・東京…午後6時18分

・大阪(大阪市)…午後6時34分

・沖縄(那覇市)…午後6時55分

 

と、同じ日本国内であっても少しづつ違っています。

 

現在では、地域ごとに正確な礼拝時刻が1日ごとで作られており、インターネットで検索したり、スマートフォンの専用アプリなどによって知ることができるようになっています。スマートフォンにはGPS機能もあるので、自分の居る場所の正確なお祈りの時間がわかります。

 

シンガポールの場合、シンガポールイスラム教評議会(Muis)のホームページにてお祈りの時間を確認しているそうです。

以下の写真がMuisのホームページ。

* Muis: Majlis Ugama Islam Singapura http://www.muis.gov.sg/ より引用

 

 

お祈りに関するトリビア

よくある勘違い

みなさんよく勘違いするんです。

 

「お祈りは、決められた時間ピッタリに全員一斉で行うもの」だと。

 

これは実は間違い!!!!!(実は私も彼氏に教えてもらうまで知りませんでした汗)

 

 

例えば、上のMuisの写真に記載されているPrayer Timesを例にしてみると、

 

Zohor 1:05(pm)

 

と書かれています。これは、1:05ピッタリに、全員がお祈りをするものではなく、次のお祈り、Asar 4:21(pm)までの間のどこかでお祈りを行えば良いんです!

 

つまり、決められた時間と時間の間のどこかでお祈りを行えば良いんです。

 

極論を言えば、Zohorを4:20(pm)に行なっても良いと言うことです。

 

その他にも以下のようなトリビアがあります。

・日の出・日の入り・正午には礼拝をしてはいけない

・旅行中など、どうしても5回の礼拝を行うのが難しい場合、ズフルとアスルは日没まで、マグリブとイシャーは就寝するまでにまとめて行っても良い

 

また、礼拝はメッカのある方角(イスラム用語で「キブラ」と言います)に向かって祈りを捧げることになっています。

「キブラ」についての詳細はこちらで→キブラ丨イスラム圏のホテルで見たあの矢印の正体!

 

 

まだまだ奥が深いイスラム世界。。。

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